2013年4月10日水曜日

Family Love

自分の胸の内に秘めておこうと思っていたのですが
このままでは何だか先に進めず、今ここに書くことで気持ちが落ち着くのではないかと願って書き始めています。

3月の上旬に日本にいる母から、祖母が危篤であるという連絡が来ました。
もう1日しかもたないかもしれない。と。
目の前が真っ白になりました。
去年の夏に帰国した時は、年はとっていたもののとても元気だったので
「またね、元気でね」と照れ隠しではあったけど、けっこう軽いお別れをしてしまった。
そんな別れをしたことを凄く後悔し、まさか次に会う時はお墓で?そんなことであってはならないと思い、即航空券を予約していました。
本当は子供達も連れて行きたかった。彼らもひいおばあちゃんにお別れを言いたかった。
でも私は、自分の母の力になる為、少しでも支えになる為に旅立つので、自分の子供達にはグッと我慢をして遠いスイスで私の帰りを待ってもらうことにしました。

祖母は身体が強く、1日しかもたないかもしれないと言われてから3週間はもたせました。
母方の祖母になるのですが、今まで父方の祖父母、母方の祖父への気持ちと同じくらいの愛はあるけれど、彼らが亡くなった時は自分自身がまだ子供であった。今回はちゃんと精神的に大人になり、環境全てが整った今、祖母に他の皆に出来なかった分も込めての看病をし最後を迎えました。
祖母の手を握りながら、目の前で息を引き取ったことは、想像以上に深く心に残りいまだに立ち直れません。
でも、日本を離れて住んでいる私にとっては、きっとこれ以上のことはない幸せな時を過ごせたのではないかと思う。

命日は3月24日。
本当は、翌々日にはスイスへ戻る予定であったのですが、28日の葬儀を済ませてから戻ろうと変更しました。

今回の帰国は、家族の気持ちが一つになった、ある意味良い時だったのではないかと思います。
日本へ帰ると毎回思うことなのですが、私は家族を置いてスイスに住んでいる意味があるのか。今回はそれを自分に強く問いただしている。

葬儀の翌日
一日だけ、家族4人で過ごす日を設けることが出来ました。

昼食を外でしようということになり
従妹が一度祖母を連れて行ったことがあるという葉山ご用邸近くのレストランengawaへ。







和風家屋で、古い雰囲気を残したまま上手く手を加えてあって大変趣があります。



 

        

        店内のディスプレも素敵



<食事ですが>


三種類の前菜
とろける様な美味しさでした。



次に、蒸し野菜を美味しい塩で頂きます。写真を撮り忘れました。


そして、弟が絶賛の和風オムライス


デザートは5種類から2種類選んで。コーヒー付き





お昼から、たらふく食べて大満足。
夜は鍋を囲んで、「4人だけでの食事なんてもうないかもしれないね」と感傷的になりながらでしたが、良い〆でした。
なんだか、不思議と独身に戻ったような日。



何があっても、ピュアな心を持ったこの実家の2匹達は心を癒してくれます。

いつもゴロゴロしているだけだがね。



、、、、、すこし吹っ切れた気がします。
明日から頑張るぞ!

0 件のコメント:

コメントを投稿