2013年11月3日日曜日

家がおしえてくれること

家........年齢を重ねていくうちに、自分の住処への重要度というのは増していく。

先日、小川奈緒 著「家がおしえてくれること」という本を購入しました。
この本には、私が去年の夏に個展を開いたYUSANのオーナーである建築家の渡辺貞明さんが手掛けられた家が紹介されているということで、即買いしました。
小川奈緒さんを囲む、セレクトされた10の家とそれぞれのストーリー。
本の大きさ、紙質、写真、文章とても魅力的な本です。


エディター小川奈緒さんのお住まいは、縁側と広いお庭のある日本家屋のリフォームを渡辺さんが設計されています。古いものの良さをきちんと残し、現代の生活がしやすい様に作り替えられている様です。
小川奈緒さんのお住まいがこちらのブログにも紹介されています。
家自体が素敵なのに加え、ご夫婦ともセンスが光っていてやられちゃいますよ。

私がジュエリーを作ることでいつも思うのは、作り終えたら完成ではなく、それをそれぞれの個性で身につけられた事で初めて完成される。きっと家も同じで、建築された家は住む人がそれぞれ自分の好きな空間にしていき、生活をしていくことで完成される。

こちらの本には、渡辺さんご本人のお住まいも紹介されているのですが、ため息が出る程素敵です。また建物に対する深いこだわりなどが書かれており、益々尊敬してしまいます。かっこ良過ぎます。



10の様々なおうち、それぞれ個性が違うけれど、共通することは、皆家に対して強いこだわりがあること。

皆が皆家に掛けられる金額というのは違う。でも、どんな場所でも「自分の好き」を作れる気がします。
以前、サーカスでクラウンを務めていた女性が、10ヶ月契約のトーナメントなのに、大荷物を運び、その間自分の寝泊まりするキャラバンを我が家の様に飾っていたのです。そんな短期間だけなのに!って一瞬思ってしまうかもしれませんが、そう言う所から自分の住む場所へのこだわりを持っているかが表れるのですね。

この本からは、手が届かないセンスから刺激を受けると同時に、生活感もちゃんと伝わり暖かみも感じます。そして、自分の住まいについても考えさせられます。

私に必要なのは「収納」!場所がないのをどうするか。
そして、もう少し「コーナー作り」を上手くしたい。
後は「照明」。
課題がたくさんある。

「家がおしえてくれること」是非手に取って読んでみて下さい。
「ここをちょっと変えてみようかな〜」とか考えさせられ、ちょっとワクワクしてきますよ!



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